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クリニック開業を
成功させるために
把握しておきたい基礎知識

ここでは、クリニック開業をする前に、押さえておきたい基礎的な4項目、クリニック開業における失敗とリスク・クリニック開業のためにやるべきこと・クリニック経営のために知っておきたい経営資源・クリニック開業コンサルとの上手な付き合い方について説明します。開業前に念入りに情報収集をして、ぜひ後悔のないクリニック開業をしてください。

クリニック開業における失敗とリスク

クリニック開業するということは、勤務医の頃とは働き方も責任も変わってきます。特に重要な点としては、所得及びタスクの違いです。勤務医がハードな労働環境に置かれていることは周知の事実で、ワークライフバランスを整えるために開業医になりたいと願うケースも多いとは思います。

しかし、開業するだけですべてがうまくいくわけではありません。確かに、自分のペースで仕事をすることはしやすくなるかもしれませんが、生活の安定性や勤務時間の管理などは勤務医より開業医の方が負担が多い面もあるため、開業における失敗とリスクについても事前に認識した上で開業準備に取り組んでください。

クリニック開業のためにやるべきこと

経営理念・診療方針を設定するところから開業申請手続きまで、クリニック開業の流れを9項目に分けてそれぞれの要点を紹介しています。
開業に向けてしなければならないことは、医師としてよりも経営者としてのミッションの方が大きなウェイトを占めます。診療圏調査というマーケティングリサーチや事業計画の策定、資金調達など勤務医の経験やスキルだけでは判断・対応が難しい局面では、クリニック開業コンサルというプロのサポートが必要となるでしょう。

クリニック経営のために知っておきたい経営資源

ビジネスにおける4大経営資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報を意味します。詳細ページではそれぞれの概要説明をするとともに、クリニック経営とどのような関連性があるのかを確認してください。
経営資源の中でもっとも重視されるのは「ヒト」で、企業であれば主には従業員を指しますが、クリニック経営における「ヒト」は、クリニックのスタッフに加えて、外部のパートナーなども含めて考えるといいでしょう。

クリニック開業コンサルとの上手な付き合い方

クリニック開業コンサルとは、文字通りクリニックの開業までをサポートするサービス。ただし、コンサルによって開業までを対応するところと、開業後の経営全般の相談に応じてくれるところがあり、特に開業して数年は経営まで見てもらえる方が安心できますし、経営者としての知見を高めるのにも役立つでしょう。
クリニック開業コンサルといっても特徴は様々で、調剤薬局運営企業のコンサルと会計事務所のコンサルとでは提案内容にも違いが出ます。信頼できるコンサルト出会うには複数に問い合わせて比較してください。

クリニック開業までのスケジュール

新築物件を建ててクリニックを開業するのか、それともテナントを借りてクリニックを開業するのかにより、開業に向けた準備を始める時期は異なります。ただし、どちらのタイプで開業するにせよ、一般的な店舗に比べると求められるものが非常に多く高度なので、少しでも早い段階から開業準備をスタートさせるに越したことはありません。開業予定日の約1年半前から動き始められるのが理想でしょう。

まずは融資先に融資額・利率・返済期間・担保の有無など融資についての詳細な相談を行いましょう。その際、事業計画なども相談しておけば、融資も受けやすくなります。また建築会社や設計会社と打ち合わせや資金計画を検討することも重要です。ある程度決まれば、人材募集や備品などを購入していきます。

ここでは、クリニック開業までの具体的なスケジュール・段取りについて、時系列方式で詳しく確認していきます。

医師じゃなくてもクリニック開業できる?

意外かもしれませんが、医師の免許を持っていない人であっても、必要な条件さえ揃えればクリニックを開業することができます。医師以外の者がクリニックを経営する具体的な方法としては、「MS法人方式」「医療法人方式」「一般社団法人方式」の3種類。ここでは、それぞれの方式の概要を確認するとともに、医師以外の者がクリニックを開業することのメリット・デメリットをご紹介します。

クリニックの開業に必要な資格

「医師の資格さえあれば誰でもクリニックを開業できる」と思っている方も多いようですが、実はクリニックを開業するためには、医師の資格すらも必要ありません。やる気とノウハウとお金さえあれば、無資格者でも合法的にクリニックを開業することができます。

ただし、実際に無資格者がクリニックを開業することは、決して容易でないことも事実。最低でも「医療経営士」や「病院経営管理士」などの資格を持っていなければ、右も左も分からないというのが実情でしょう。

ここでは、クリニックの開業に必要な資格についてご紹介しています。

クリニック開業のために必要な届出とは

クリニック開業において「診療所開設届」「保険医療機関指定申請書」「労災保険指定医療機関指定申請書」などを提出する必要があります。ほかにも診療内容によって、ほかの届出も必要になってくるでしょう。事前に開業までのスケジュールを考え、適切に書類を提出できるように準備を整えてください。書類にミスがないように、何度も書類をチェックしてもらうことも大切です。

開業医として知っておきたい業界用語

クリニックの開業準備を進めていくと、いくつもの耳慣れない言葉に出会うと思います。勤務医時代は知らずにすんでいたとしても、経営者たる開業医の立場ならそうはいきません。重要なキーワードを軽視してしまって後悔しないために、ここで改めて開業医として知っておきたい業界用語を説明します。

開業医として知っておきたい「人生のお金」のこと

クリニックの開業を検討する場合、そこで提供する医療のイメージばかりを先行させてしまうドクターもいるようです。しかし、開業医は個人事業主、経営者であることを忘れてはいけません。勤務医時代とは比較にならないほど、お金の話はついて回ります。

クリニックの運転資金、節税、自身の老後資金など、すべての責任は経営者である開業医の責任です。開業後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないように、開業医に必要なお金の知識を身につけておきましょう。

クリニック開業コンサルの種類

いざ開業を決意したとしても、そのために必要な作業や開業後の経営について具体的なイメージを膨らませるのは難しいかもしれません。そんなとき、ドクターにとって心強い味方になってくれるのがクリニック開業コンサルです。

クリニック開業コンサルは基本的に有料・無料の2種類で、それぞれに特徴があります。どのような範囲をサポートしてほしいのかを明確にし、自分に合ったコンサルを探すことが大切です。

クリニック開業の年齢について

勤務医と違って開業医に定年はありませんので、何歳でもクリニック開業は可能です。とはいえ年代によって事情が変わってくるのも事実で、それぞれにメリット・デメリットは存在します。

確かに開業に適した年齢という考え方はありますが、単に若いからといって開業はまだ早いと決めつけることはありません。早いタイミングで開業を決断するメリットは、実はとても多いのです。

診療圏調査とは?重要性と進め方

クリニックの開業にあたって重視するポイントのひとつに、開業時から将来に向けて「どのくらいの患者数が見込めるか」という問題があります。患者数はクリニックの収支に直結するため、それをいかに正確に事前予測できるかが成功のカギを握っている、そういっても過言ではありません。 開業候補地における推計患者数の算出を裏付けるのが診療圏調査です。単純なデータ分析だけでは十分ではなく、その信ぴょう性を高める手法も理解しておくべきです。

事業計画書が必要な理由・作成ポイント

あらゆる事業の創設準備と同じように、クリニックの開業にあたっても事業計画書の作成は欠かせない作業です。そこにはクリニックのコンセプトや資金計画、収支計画、開業までのスケジュールなどが網羅され、開業と安定経営を実現させるための羅針盤とも呼ぶべきものです。 見通しの甘い事業計画書は経営のリスクを高めます。特に資金や収支といった数字の面は、できるだけシビアな視点で組み立てていくことが非常に重要です。

医療機器は購入する?リースがいい?

高額な医療機器を購入すべきか、それともリースがいいのか、これはクリニックの開業にあたって考えなければならない問題のひとつ。それぞれにメリット・デメリットがあり、開業資金の準備状況や開業後の経営の見通しなどに基づいて判断すべきです。

医療機器は決して安い買い物ではありません。クリニックの収支やバランス、医療機器の耐用年数や税制上の優遇措置などを加味し、慎重に検討したいところです。

クリニック開業の資金調達

クリニックの開業には不動産の取得や内装工事、設備投資など多額の費用を要します。それを自己資金でまかなえるケースはごく一部であり、開業を志す多くのドクターは資金調達に奔走することになるでしょう。

資金調達イコール銀行から借りる、だけとは限りません。さまざまな手段を検討して少しでも有利な条件で開業資金を準備し、経済的な余裕をもってクリニックの開業を迎えましょう。

クリニックを共同経営で開業することは可能?

1人でクリニックを開業するのは不安だけれど、仲間と一緒に共同経営で開業するなら安心、そう考えるドクターも多いかもしれません。確かに気の知れた医師仲間と一緒なら相談相手にもなってもらえますし、より多くの患者さんを受け入れることもできるでしょう。

ただし、共同経営はメリットばかりではありません。共同経営ならではのデメリットもしっかり把握した上で開業に踏み切ることが重要です。

開業しやすい診療科は?

クリニックの開業を志すドクターの多くは、ご自身の専門分野や強みを活かしたいと願っているでしょう。もちろんそれも重要なポイントには違いありませんが、国全体の社会情勢や患者層の変化、地域性などによって開業しやすい診療科、逆に開業のハードルが高い診療科があるのも事実です。

クリニックを成功に導くための検討材料として、開業しやすい診療科とその理由を知識として身につけておきましょう。

借金地獄に陥りやすい開業医の特徴とは?

収入アップを目指して開業したはずなのに、気づけば借金まみれに…という開業医も実は少なくありません。

借金地獄に陥ってしまう開業医にはいくつかの傾向がありますが、やはりマネジメント感覚が希薄だとクリニックの経営が安定することはありません。また、開業医の資質として必須であるコミュニケーション能力や患者さんのニーズを把握する能力に欠けていては、遠からず経営は立ち行かなくなるでしょう。

スタッフの募集・採用について

医療業界の人手不足は全国的な問題であり、北海道も例外ではありません。そのような状況下でクリニックのオープニングスタッフをスムーズに確保するためには、しっかりした採用計画と適切な求人媒体の選択が必要です。

必要なスタッフ数の考え方から求人、選考、採用、研修までひと通りの流れを把握しておき、開業目前になってから慌てないようにしたいものです。

【診療科別】クリニック開業に必要な広さ

クリニックは法令で建築基準が定められており、それをクリアできるだけの広さはもちろん、診療科によっても必要なスペースは大きく変わってきます。あまりに広すぎる土地や建物は過剰投資につながりますが、狭すぎると日々の診療に差し障る可能性があります。

土地や建物は、いったん決めてしまうと取り返しが付きません。どのくらいの広さがクリニックに適しているのかをあらかじめ知っておきましょう。

医師会の加入は必須?メリット・デメリットとは

「クリニックを開業したら医師会に入らなくては」とお考えのドクターも多いようですが、医師会の加入は義務ではありません。

しかし、医師会に加入しなければ得られないメリットも多く、加入する医師が多いのも事実です。こちらでは医師会の役割や医師会に加入するメリット・デメリットを紹介します。

クリニック廃業・倒産の実態とは

国内では毎年多くのドクターがクリニックを開業する一方、対照的に廃業・倒産に追い込まれるクリニックもあり、その件数は年々増加しつつあります。その背景には開業医の高齢化というやむを得ない事情もありますが、明らかに経営手法に問題があったケースも少なくありません。

クリニックが廃業・倒産に至る原因はさまざまです。それらをひとつひとつ検証し、時には事例を反面教師として、自らの成功につなげていくという考え方も必要です。

クリニック開業とオンライン診療

新型コロナウイルス感染症の拡大によって、国民的な注目が集まり始めたオンライン診療。これからクリニックの開業を予定しているドクターにとっても、オンライン診療の導入を検討する場面は増えてくるでしょう。

そもそもオンライン診療を手がけるのか、だとすればプラットフォームの選定、対象患者さんの設定など考えるべきことは多くあります。オンライン診療の基礎的な知識を身につけた上で、開業準備を進めていくことが望まれます。

クリニックの医院設計とは

クリニック開業に向けた準備が内装のデザインや施工の段階まで進むと、一気に開業の実感がわいてきます。内装や施工といったハード面はあとで取り返しがつかない部分なので、慎重に進めていきたいところです。

内装や施工のポイントは診療科や規模によって大きく変わりますが、何より大切なのはクリニックの診療方針やコンセプトが反映されているかどうかということ。「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、あらかじめポイントを押さえておきましょう。

クリニック開業とコンセプト

クリニックの開業準備では、物件選びや医療機器の選定、資金調達ばかりに時間をかけるケースもありますが、それだけでは開業を成功に導くことはできません。クリニックのコンセプトが明確になっていなければ、事業計画が非常に脆弱なものになってしまいます。

コンセプトはクリニックの特徴や強みを示すもので、患者さんの信頼を集めるためにも欠かせないものです。コンセプトを明確化することが開業の成功への第一歩といっても過言ではありません。

クリニック開業とブランド戦略

「ブランド戦略」はビジネス用語であって医療にはそぐわない、そう考えるドクターもいらっしゃるでしょう。確かにひと昔前であれば、ブランド戦略とは大企業だけが考えるべきものだったかもしれません。

しかし、ブランドが企業イメージや価値観、信頼性を示すものであるなら、クリニックもブランド戦略を考えないわけにはいきません。消費者が自身の価値観に合った商品を選ぶように、患者さんも自身が信頼できそうなクリニックを選択するからです。

医療モール・医療ビルでのクリニック開業とは

クリニック開業を検討する際、医師の肩に重くのしかかってくるのが開業資金の問題。今の時世を考えると経済的な不安も大きいため、比較的ローリスク・ローコストでの開業が可能な医療モールに注目が集まっています。

さまざまな診療科のクリニックが集結する医療モールは、開業医にとって集患面や連携面でもさまざまなメリットがあります。しかし、建物が決まっている以上、単独開業にはない制約があるのも事実です。それらを十分に踏まえた上で、医療モールでの開業を検討しましょう。

クリニック開業と院内処方

医療機関と調剤薬局の機能を分担するという「医薬分業」が推進されてから30年以上が経過し、現在では院外処方の医療機関が圧倒的多数派となりました。なぜ院内処方の医療機関が少なくなったのでしょうか。その背景には、多くの薬が処方されることによる医療費増大の抑制など医療行政の問題が横たわっており、以前のような院内処方による医療機関の経済的メリットは消失しています。

あらためて院内処方、院外処方の特徴を踏まえ、クリニック開業に際してどちらを選択すべきかを考えてみてはいかがでしょうか。

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