北海道全体及び都市別のクリニック開業事情

北海道のクリニック開業事情

北海道はいうまでもなく47都道府県で一番面積が広く、面積比で見ると日本全体のうち約20％を占める大きな地域。札幌市など一部都市の中心地は人口が集まっているものの、多くは広域分散していて、積雪との兼ね合いもありドクターヘリが不可欠な医療状況というのも特徴です。

北海道における2015年の総人口は5,381,733人、2045年の将来推計では4,004,973人と130万人以上の減少予測（ともに国立社会保障・人口問題研究所による2018年3月推計）。少子高齢化のスピードは全国を上回っています。
同じく国立社会保障・人口問題研究所による2018年3月推計によると、医療介護需要予測指数のうち北海道の介護は全国平均とほぼ同じような推移が予測されているのに対して、北海道の医療は全国平均を下回っている傾向が見られます。この点から、北海道の医療需要は介護よりも減少傾向が強いと考えることもできるでしょう。

地域医療を支援するため、市町村が独自に補助金や負担金といった制度や医師招聘事業を実践しているのも北海道という広大な地域の特性。北海道でのクリニック開業では、こうした行政情報なども含めて、地域特性に詳しい開業コンサルを探すことが第一歩です。そして、開業後は経営面でもサポートしてくれるオールマイティなプロを見極めることが重要となります。

引用元：「国立社会保障・人口問題研究所」http://www.ipss.go.jp/pp-shicyoson/j/shicyoson18/t-page.asp

北海道の将来推計人口

国立社会保障・人口問題研究所（2018年3月推計）

北海道の診療科ごとのクリニック数

• 内科系診療所：1,573施設
• 外科系診療所：611施設
• 小児科系診療所：538施設
• 産婦人科系診療所：123施設
• 皮膚科系診療所：268施設
• 眼科系診療所：224施設
• 耳鼻咽喉科系診療所：190施設
• 精神科系診療所：187施設
• 病院：551施設

2018年11月現在の地域内医療機関情報の集計値（人口10万人あたりは、2015年国勢調査総人口で計算）